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今回のタイトル・略して「M検」。

私の奴隷のひとり(ぢろう・らも(仮名))が提案してくれた妄想上の検定です。
この妄想に、私の脚色“みずきアレンジ”を加え、前編・後編の2回に分けてお届けしたいと思います(ぢろう・らも(仮名)の了承をいただいてます)。

以下は全くのフィクションの物語です。


とある真性M男が某SMクラブにプレイをしに来ました。
応接室でクラブの支配人が対応。通常通り、希望の女王様を指名し、何気なくメニュー表のアルバムを見ていると、『M検定有資格者限定・特別コース』というページがありました。
男がそのページを詳しく読もうとすると、支配人がすかさず「お客様、そのコースはちょっと特殊なもので、一般のお客様にはお薦めしていませんので」と言ってメニューブックを下げました。

根っからのマゾである男は気になってしょうがなく「一体『特別コース』というのは何ですか? 自分もそのコース興味あります、教えて下さい!!」と熱心に支配人に食い下がりました。

根負けした支配人は説明を始めます。

「はい、実はこのコース、『M検定』という特別な検定を受け、ある一定ラインの点数を取られた方のみ受けられる、言うなれば“裏メニュー”でして…。
残念ながらお客様はまだM検定を受けられていないので、このコースをお受けになる事はできません、申し訳ございません。コースの内容はかなりハードなものでして…時間も内容もM検定講師の資格を持っておられる女王様のお好み次第ということで、私がご説明できるのはここまでです。ご希望でしたら、次回の試験のご案内を差し上げますので、それを受けられてから再度ご要望をお申し付け下さい。」

好奇心とマゾ魂に火が付いてしまった男。
「今度、ぜひその検定を受けますので、今日、その資格者限定の『特別コース』を受けさせていただくことはできませんか!? お金ならいくらでも出します!!お願いします!!!」
その場で土下座して支配人に頼み込みました。

溜め息まじりで土下座する男を見つめる支配人……
「頭をお上げ下さい、お客様……仕方ないですね。
いつも当クラブをご愛用していただいているお客様の頼みです。
今回、お客様にだけ特別にこのコースを受けて頂く事を許可します。そのかわり、いいですか?このコースには特別な決まり事が多く、お客様のご希望・意志は一切お聞きしません。

ではまず、この誓約書を声に出して読んで頂き、それに了承の署名と拇印捺印をお願いします。」
そう言うと支配人は一枚の紙を男に差し出しました。

「……なんですか?これ」と男。

「さっき私が申し上げたように誓約書です。読み上げて下さい」

言われたままに、用紙に書かれていることを男は読み上げました。
「『有資格者限定・特別コース誓約書
特別コースを受ける者(以下「奴隷」)は下記の決まり事を守らなければならない。
一、奴隷はいかなる時も、特別コースを受ける際は一糸まとわぬ裸でなければならない
一、奴隷は、女王様の命令がある時以外は、絶えず四つん這いで行動しなければならない
一、奴隷は、女王様の命令がある時以外「承知致しました」「お許し下さい」以外の言葉をしゃべってはいけない
一、奴隷は、自分の意志や判断で行動はできない

 以上の規定を厳守し、私は女王様の従順な奴隷としてお仕えすることを誓います。  署名 捺印』

………なんですか?これ??」

支配人はさっきとはうって変わって、静かに冷たく言い放ちました。
「お客様、否・もう“女王様の奴隷”ですね。
誓約書を読みましたよね?規定の言葉しか話してはいけません。それから“女王様の奴隷”は全裸、四つん這いが原則となっております。お洋服はこちらで責任をもってお預かりしますので、ここで脱いで下さい。」

「えっ、ここで?でも…」

鋭い眼光で睨む支配人の瞳が、男の言葉を律し、“奴隷”となるべく行動を促していました。

男は黙って裸になり、四つん這いで女王様の待つプレイルームへと案内されます。
そこで、通常の“プレイ”でなされること以上の凄まじい(素晴らしい?)辱めを受けることとなるのですが…(私の妄想はこちらでご紹介するにははばかれるので自粛させていただきます)その内容は読者の皆さんの妄想におまかせいたします。



今回は妄想「M検定」のイントロダクション的な物語をお届けしましたが、シリーズ後編は、気になるこの「M検定」自体の中身についてご紹介したいと思います。

近い将来国家試験としても認定されて、持っておくとナニカと有利な資格(!?)。
一体どのような試験がなされるのか、後編をお楽しみに^^

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