きのこが好きです。
食べるのも、ですが、私の場合、鑑賞したり愛でたりするのが趣味というか、昔からの楽しみのひとつです。
「きのこ」という字面も響きも可愛らしいし、色や形、生体もいろんなバリエーションがあって、きのこの事を考えるだけでワクワクします。
森の中のジメジメした木陰に人知れずけなげに生えているイメージがあり、とってもおくゆかしい生態系の分解者…
図鑑に掲載されているきのこ達はきのこのほんの一部で、まだまだ知られていない種類がたくさんあるそうです。
なんできのこの事について述べさせていただいているかというと、自宅のベランダガーデニングに可愛らしいきのこクンが生えていたからです。
その植木鉢にはハーブの種を撒いたのですが、7月の連日の雨続きのせいか、水分過多で芽は出ず…代わりにこんなに愛らしいきのこクンが姿を現しました!
風に乗って胞子が飛んできたのか、元々土に混じっていたのか、こちらから植えもしないのに勝手に姿を現してくれるなんて、粋なやつです。
一番大きい子の丈が7センチくらい、笠の直径が5センチ弱くらい。
黄色い乳首のような中心部と、乳白色で透けそうなくらいはかなげな笠が美しいきのこクンでした。
図鑑で調べたけど名前は分からず……
1日経ったら茶色く萎んでしまい土の一部になりましたが、とても私を愉しませてくれました。
食べると毒にも薬にもなるきのこ。
他の植物とは見た目も生態もちょっと違った森の異端児。
不思議で幻想的なきのこの世界に酔いしれる女王様でした。
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